丸尾孝俊氏は資産4000億円! 出版本「大富豪アニキの教え」に学ぶお金儲け語録

「大富豪アニキの教え」という本があります。

丸尾孝俊さんという人の本です。

 

この丸尾さんという人は、いまではもう有名かもしれません。

元は暴走族の総長。

ほぼ無一文で、夜逃げ同然でバリ島に移住。

貧乏な生活をしているにもかかわらず、現地住民にお金を貸しまくり、有り金をはたいた代わりに得たのが、ゴミのような土地の権利書。

しかしこの土地がのちに急騰し、大金持ちに。

その後、多くの事業をバリで立ち上げながら、現地に学校や病院を建てるほか、多くの子供の里親になり、大金持ちであるとともに、地域貢献を行っている。

 

そして、色々な日本人に、成功するためのアドバイス、生き方について語っておられ、信奉する方も多いようです。

 

そんな立派な方ですが、なかなか面白い方のようです。

ではこの一見怪しい、丸尾さんの著書「大富豪アニキの教え」をもとに、彼の話は本当なのか、そして本当にお金持ちになれるのか?

を検証していきたいと思います。

 

丸尾孝俊さんは本や映画のモデルにもなられています

丸尾の兄貴は、テレビドラマになった「夢をかなえるゾウ」に登場するアドバイザーのガネーシャのモデルでもあります。

また、丸尾さんのことは堤真一さん、尾野真千子さん主演で「神様はバリにいる」という映画にもなりました。

兄貴を演じているのが堤さんです。陳腐そうな感じの映画ですが、内容はしっかりしており、兄貴の良さを堤さんが見事に引き出しています。

B級映画感が丸出しではあるのですが(笑)、B級映画のような仕上がりにはなっていません。面白いですよ。

 

丸尾孝俊さんは強面ですが、仏教的・宗教的な価値観を持たれています

丸尾さんは、上の動画をご覧いただければかなり強面で、怖そうな、ヤ○ザ風の男性ですが、お話をされている内容は仏教観にも通じる、実に意外な面白いお話です。

たとえば、

「『相手を自分ごとのように大切にする心』が大事」だとおっしゃいます。

 

丸尾さん=兄貴を訪ねてやってきた本の主人公である「いっちゃん」が

「僕も価値観的に違うところが見え隠れすると、そこだけ、特に気になってしまいます。この人は僕と『違う』って…」

と言うと、丸尾の兄貴は

「それ、違うねん。100%性格とか好みが一致する人なんかいてないのやから、『自分との違い』を必死のパッチで見つけて分類ばかりしていたら、本当に少数の人としか、仲よくなれないやん。そうでなくて、相手との共通点を探してかかるんや。一見、『コイツはオレと違う』と思えるようなヤツでさえ、『相手を自分ごとのように大切にする心』を持ってすれば、共通点は目白押しで見つかるもんやしな、『つながり』も『絆』も『ご縁』も、共通点から育まれるんやて」

と、ご縁や絆の重要性を主張します。

 

お金の使い方についてでは、

「あのな、いっちゃん。『人のためにお金を使い続ける』ことをやり続けるべきなんやな。そしたらな、必ず『自分が豊かになる』から」

と述べます。

後輩にご飯をおごってあげると、後輩は先輩にとても大切にされていると感謝し、そして先輩のために恩を返してくれるようになり、そしてその後輩も、自分の後輩の面倒をみるようになると言います。

「それが『相手を自分ごとのように大切にする心(=つながり・ご縁・絆)』になっていくねんて」

こう兄貴は言います。

 

おごりたくても、おごるお金がない場合は、副業やアルバイトすることを勧めています。そうしてでもおごるべきだと主張するのです。

そして兄貴はさらに驚くべきことを言います。

「相手を大切にする心はな、後輩だけではない、『神様』の心にも届いてるんやて」

これは結構、ぶっとび理論ですが、兄貴は続けます。

「『人のためにお金を使い続ける』人間を神様が見捨てるやろか? あ〜、せやないなぁ。もしオレが神様なら、そんなええやつ、絶対に見捨てないで。そしたら、神様やったら、そんなええやつ、どうしたる?」

「そんなええやつ、神様ならな、豊かにしたるに決まっとるで、大富豪にしたるに決まっとるがな。せやろ? せやからな、いっちゃん。『人を豊かにすること』、『人のためにお金を使い続けること』を繰り返すべきなんやて。そっちのほうが人からも目立つしな……、それにな、神様、絶対に見てるんやて」

 

仏教は「神様はいない」という宗教ですので、厳密に言えば「神様が見捨てない」というのは仏教観とは少し違いますし、丸尾さんは仏教徒ではないと思いますが、こういった宗教的な思想が、丸尾の兄貴の根底にはあるようです。

 

たしかに、こういった「お天道様が見ている」といったことは、宗教は不要だと考える私でも、大事ではないかな? と私は思います。

結局、自分が善行を働くこと、あるいは倫理的・道徳的に行動するということの中には「こんなことをするのは「人としてどうなの?」「もし自分がされたらどう思うの?」「神様がもしいたとして、許してくれるの?」と、いうように考えを巡らすから、真面目に生きるのであって、迷った時の指針として、自分を超えた視点で考えてみることはとても大事だと思います。

 

ブッダもこういった自分を超えた視点で物事をみていたことは間違いないと思います。

ちなみに、脳機能学者の苫米地英人氏によると、高い視点で物事をみることを「抽象度を上げて考える」と言うようです。

 

つまり、こういったつながりを大事にすることは、抽象度を上げて考える視点をもつということでもあるわけです。

 

  • 利己的に考える=自分のことだけを考える=視点が低い
  • 自分と相手のことを考える=自分だけの視点では損でも、2人の関係は良好になる=視点が高い

このように、抽象度の高い視点で物事をみることが、お金儲けにつながるのだと兄貴は述べているわけです。

 

大富豪アニキの教えから学べること

さて、つぎは動画に話を移していきましょう。

上記の動画も、実に示唆的で面白いです。ぜひ見てみてください。

上まで戻るのが面倒だと思いますので、同じ動画を下記に貼りますね(笑)

さて、動画ではいきなり上半身裸でタトゥーを入れた体、そしてガラガラのダミ声は完全にヤ○ザとかそっち系の雰囲気のおっさんが登場します。

これこそが丸尾孝俊の兄貴です(笑)

まあ、あまり気にせずご覧下さい^^;

 

動画開始2分、どうすれば豊かになれるのか? つまり、お金持ちになれるのか、という質問に対し、

「豊かな人を、豊かにしないといけない」

と、兄貴は答えます。

兄貴自身、豊かな人を豊かにすることで、さらにお金が回り、多くの孤児を救うことができたそうです。また、

「神様視点で考えろ」

と、ここでも兄貴は神様を持ち出して説明します。神様は、

「より多くの人が豊かになれることを応援するようになっている」

そう主張します。

これも抽象度を上げた視点についての話ですね。「神様ならどう思うか?」ということを天秤にかけて考えるなど、このような宗教観が兄貴の根底を支えていることは間違いないですが、この考え方が結果的に、高い視点で物事を見るトレーニングになっているのだと思います。

 

その他にも多くのエピソードを語られますが、面白いのがこの撮影の場所ですよね。

これは兄貴のバリにある家ですが、おそらく、たくさんの人が出入りしていて、毎日大勢の人と寝食をともにしているようです。

本にも書かれていますが、この丸尾の兄貴は、人をどんどん招き入れて、宴会をし、そして豪華なホテルに泊めてあげ、たくさんの人たちにアドバイスを送っているそうです。

こういう暮らしは、昔は日本でもあったそうです。

しかし、いまや無くなってしまった。

その懐かしい風景がバリ島にはあり、その空気、風土を浴びることを、兄貴は大事にしています。

そしてこの生活を、多くの日本人に伝えたいという思いがあるようです。

だから、このようにして多くの人を招き、毎日のようにアドバイスを送っているのです。

 

そのためにも「遠慮ゼロ」で関わること。

それが大事だと兄貴は主張しています。

 

そして動画開始11分、「兄貴の仕事がうまくいきだした原因」について質問が飛びます。

兄貴の回答は、その仕事に対する、

「思い入れの時間の長さ」

だそうです。

思い入れが長いと、いろいろと工夫をするようになるからだと言います。

丸尾の兄貴によると、工夫しまくる自分はエジプトでいうと「クフ王」らしいです(笑)

なかなかウマイですね(笑)

 

それでは最後に、上記以外の丸尾さん流のお金儲けの方法について2点まとめて書きます。それは

  • 縁結びの神様になる
  • 1日14時間以上働く

です。

では、書いていきましょう。

 

縁結びの神様になる

上記でも述べましたように、兄貴はつながり・ご縁・絆を大切にしており、それをきっかけにして豊かになることができると主張しています。

では『大富豪アニキの教え』の著書から再び印象していきましょう。

「つまりな、人と人を結びつけることによってな、『ご縁つなぎ料(紹介料)』というものが、いろんな形で入ってくるんやて。たとえばな、自分が保険屋さんだったとするやろ。でも、いきなり『保険に入ってください!』じゃ、保険も売れないやろ? そんときにな、『定年したらバリ島に住みたい』という人に『バリ島に知り合いがいるので、いろいろ相談にのってくれるかもしれませんよ』と言って、バリ島の友達を紹介する(ご縁をつなぐ)んやて」

「するとな、『キミ、ありがとう。バリ島に住むにはどうしたらいいか、いろいろ聞くことができたよ。キミはたしか、保険のセールスマンだったよね。恩返しに、キミから保険に入るよ』とかなったりするんや。せやろ?」

「すると、自分のところに『ご縁つなぎ料(紹介料)』が入るやんけ。あのな、相手から『保険の話』が出るまでは、いっさい、保険の『ほの字』も出さないというのがポイントなんや。そんなもん、出してしまったら、いやらしいやろ」

 

なるほど、結構、具体的なテクニックです。ほかにも例として、

  • 幼稚園を紹介する
  • 病院を紹介する
  • 学習塾を紹介する

などをあげておられます。

 

このように、紹介に紹介を重ねていくと「ご縁つなぎ料(紹介料)」が入ってくるとしています。保険会社であれば保険の契約を、自動車会社であれば、新車購入の注文を、というように、紹介を重ねることで、結果ができていくのだとしています。

このご縁つなぎをしているうちに、そのうちお金持ちとつながることができると丸尾の兄貴はいいます。

 

その説明の部分を本から引用しますと

「もし、その幼稚園に子供を入園させることができた親御さんが、ウルトラ大富豪でな、そのウルトラ大富豪にバッチリ気に入られたとしたら、パーンと一発で、大逆転やんけ。それで、アガリや」

また、最初の段階では利益は全くでず、後々、返ってくるものなので、それまで継続を続けることが大事なのだそうです。

この考え方は、人のためにお金を使う、後輩におごりまくる、などと同じ考えですね。

兄貴は、自身のこれまでを振り返り、

「そら、ウルトラ貧乏やて。でも、お金を貸していた数十人の中の1人が土地で返してくれてな、ごっつい安い荒地やったけれど、その土地が2年後に、なんと、ウルトラ大化けして、『3億円近く』で売れて、そこから、オレも大富豪デビューやて。でもな、オレかて、デビューするまでに、日本にいたときから数えて、いった何年かかったと思うてんねん、どれだけおごりまくったかという話やねんて」

 兄貴はガハハハッ、と大声で笑った。

だとし、このご縁をつなぐ行動を、とにかく継続することがとても大事だと主張されています。

 

「1日14時間以上」働く

そして『大富豪アニキの教え』による稼ぐ方法その2ですが、それはなんと単純、1日14時間以上働くことらしいです(笑)

これはまたなんともシンプルですね(笑)

 

本の中で、兄貴はいいます。

「あのな、いっちゃん。本当にゼロから大成功した人間に聞いてみるとええがな。ゼロからはじめてな、1日8時間の、お決まりの仕事を月曜日〜金曜日の平日、ただこなすだけで、大成功できるわけないんやて。いっちゃんだって、そう思うやろ?」

しかし、いっちゃんは食い下がります。もっと簡単に大儲けできる「必殺技」はないのか、と。

「ないな…残念ながら。そんな『必殺技』があってな、ポーンと大成功できるなら、みんなそうするやろ。そんなものは、どこにもないから、そんなふうにならないんやて。今まで、いっちゃんに話したことをな、一つひとつやりながら1日14時間以上ガッツリ働くんやて。人より長時間働くというのを、積み重ね続けた先に成功があんのやて。『継続・続ける』や。なんでも続けることが大切なんやて。オレかて、はじめはそうやったんや…」

兄貴、急に実直ですね(笑)

ここでウルトラな必殺技を出さず、地道な努力を進めるところが、なんだか信頼できますね。

ここで「銀行からうまくお金を借りて、借金というリスクを背負いながら一発逆転で不動産投資をしろ」とか「オレが融資したるから、一発逆転のビジネスに挑戦してみろ」とか「オレに金を預けてくれたらその金を2倍にしたるわ」

みたいなことを言われたらもう、興ざめどころのレベルではないですが、そういうことを言わずに、14時間働け、と物理的な努力を勧めるあたり、なにか一番リアルで実直なアドバイスに個人的には感じました。

 

ただ、単に14時間働くのではなく、もし長時間働くのであれば「人に会いまくれる仕事」をするべきだと主張しています。

これは上記で述べましたとおり、つながり、ご縁、絆を育むことが、お金儲けにつながるというのが丸尾の兄貴の考えですので、セミナーの運営会社とか、夜のクラブで働くとかして、人とのつながりを持つことを強調しておられます。

 

だいたい、丸尾の兄貴式の儲け方が、お分かりになりましたでしょうか?

 

まとめ

この兄貴の教えどおりにやればいい、兄貴の考えこそ正しい、とは私も思いません。

しかし、この兄貴の考えはスピリチュアル的な考えもありつつ、努力も重視されており、バランスのとれた考え方ではないかなと思います。

 

兄貴もおそらく、自分で考え、自分でこたえを出すことを大事に考えていると思いますので、兄貴の言葉を真に受けず、応用して考えていくことも大事でしょうね。

 

ちなみに、この本にはロブスターやら、上海ガニやらナシゴレンを食べるシーンがあるのですが、めっちゃ美味しそうなので羨ましいですね。

丸尾の兄貴は別にしても、バリ島に行ってみたくなります^^;

エックハルト・トールおすすめの瞑想法…雑念で瞑想がうまくできない方へ

雑念で瞑想がうまくできない

瞑想というと、どうしても難しく考えてしまいますよね。

でも、ブッダに言わせれば「考える」から難しくなるんだから、「考えることをやめる」ことだね、という感じでしょうね^^;

 

頭ではわかっているのですが、なかなか実践が難しいです。

ですので今回、現代の悟りの名人であるエックハルト・トールさんの動画で瞑想を勉強していきたいと思います。

 

 

エックハルト・トール氏、絶好調のもよう

スピリチュアルの先生は、みんな怪しいんですけれど、エックハルト・トールさんの動画は、とても参考になります。

 

この動画は、エックハルト・トールさんの絶好調な感じの動画ですね。

お客さんにウケまくっています。

なかなかノリのよいお客さんが多いみたいで、心なしかトールさんも楽しそうですね。

とまあ、前置きはこの辺にして、動画の内容に入っていきましょう。

 

うまく瞑想をしたければ「瞑想をする」と考えないだって!?

はじめにトールさんはこんなことをおっしゃっています。

うまく瞑想するためには「瞑想をする」という考えがかなり邪魔なものになります。

いきなりこのセリフでウケています。

うまく瞑想をするには「瞑想をする」と考えない方がよい、というのは一見、矛盾を抱えた言い方ですから、ウケちゃうのも無理はないことですね。

 

しかし、これは一体どういうことでしょうか?

トール氏は続けます。

「瞑想」という言葉についている先入観、期待をなくしていきましょう

瞑想というのは、決して「新しい自分に目覚める」とか「宇宙エネルギーを蓄えて、健康になる」とか、そういったものではありません。

そういった考えをもってしまうのは、自我(エゴ)の仕業であり、このエゴがこういったチャチャを入れてくるので、瞑想が失敗し、悟りに至れなくなるのです。

 

瞑想というのは、このエゴのチャチャ入れを封殺するためのものですから、いかにもスピリチュアルウケしそうな、魔法的な力やチャクラがどうとか、そういったことは考えるべきではありません。

そういったことはすべて雑念です。

 

瞑想の本質は、無になることです。

無になることができれば、悟りを得ることができます。

 

ですから、いかにして恣意的に無になるか、ということを考えたものが瞑想ですので、ここはもう「瞑想」などと言わずに「無になること」という風に瞑想を言い換えた方が、自然かもしれません。

詳しくは、下記の記事をご参照ください。

歩きながらでも瞑想はできる? 「止観瞑想」のやり方

 

瞑想は、無になるためのもので、宇宙パワーが得られたりするものではない

そして続けてトール氏は

一般的に「瞑想」は「するもの」だと思われています。色々ある活動のひとつです。

(中略)

「するもの」とは関係ありません。「するもの」ではありません。

「瞑想」とは「気づき」です。

「気づき」=「あなたという存在の本質」です。

(中略)

すべての行動に先立ってあるものです。思考や感情以前にあるものです。

これはつまり、私がご説明させていただいた、瞑想が「宇宙パワー」のようなものを奮い立たせるものではないという話ですね。

 

瞑想が「何か」をもたらすわけではありません。むしろそういった「何かしらのモノ」に先立っているものだということです。

何かが起こる、何かが湧き立つ、そういった「何か」の前の段階にいること。

これが瞑想の本質です。

 

ポイント:瞑想は「すべてをやめる」もの

瞑想はすべてを投げ出すもの

トール氏は「『するもの』とは関係ありません」という説明のとき「Do」ではない、という説明の仕方をしています。

これはとてもわかりやすいですね。

「Do」であることすべてを、やめること。これが瞑想です。

意味のあることは何もしないのです。

瞑想で何かを得られるわけではなく、むしろ何もかもを捨てるために、瞑想をするのです。

 

ポイント:達観するために瞑想をするわけではない、達観もエゴの妄想

ですからトール氏はいいます。

「本当のあなたに気づく」ということではありません

 

また、宇宙全体の中であなたがという小さな存在がどのような位置付けにあるかに気づくことでもありません

そう、こういった漫画に登場しそうな「劇的な変化」「劇的な何か」は、すべてエゴによる妄想です。

  • 「いま、すべてがわかった!」
  • 「私は悟りを得たのだ!」
  • 「そうか、そうだったのか!」

こういった達観するような感覚はすべて妄想です。

こういった妄想を叩き潰して、妄想が起こる前の段階に脳を維持させること、これが無の境地であり、瞑想の極意であり、悟りです。

 

ポイント:瞑想をしても、何か新しい発見があるわけではない

頭でなにひとつ理解する必要もなく完全性とひとつになるということです

完全性とひとつになる、という言い方がまた劇的な言い方なので勘違いしてしまいがちですが、ようは

  • 理解したい
  • わかりたい
  • 考えを明らかにしたい

こういった「合点を得たい」という気持ちがあり、そして合点を得たときに、悟りが開けるのだと思ってしまいがちですが、そんな劇的なことは何一つ起こりません。

そういった思考が起こる以前の段階のまま、毎日を過ごすこと。

それが悟りです。

 

瞑想に関するエックハルト・トール氏の実践的なアドバイス

瞑想の練習

トール氏は瞑想をするにあたり、興味深いアドバイスをしてくれています。それは、

一瞬でもいいから「過去と未来はない」ふりをしてみることです

とのこと。

 

このことを理解するためには、ぜひ下記の記事をご覧になってみてください。

悟りとは何か? 悟りとは科学的なものだった

この記事には、なぜ過去と未来のことを考えない方がよいのか、について書いています。

この記事を読んでいただければ、トール氏の説明が、実に科学的だということがわかります。

 

読むのが面倒臭いという方に簡単に説明しますと、エゴは未来のために、今があると考えるのです。

今がいくら辛くても、未来のために頑張るのだと。

しかし、いつまでたっても、その「幸せな今」はやってこないのです。

仮に幸せがやってきたとしてもエゴは「その幸せがいつまで続くと思っているんだ? さあ、未来のためにもうひと頑張りすることだ」と、いつまでも永遠にけしかけてくるのです。

 

そして、過去を振り返り「あんなこともあった」「こんなこともあった」と後悔させて、それをまた未来への原動力に駆り立ててきます。

こんなことをしていたら、永久に幸せにはなれません。

 

ですからトール氏や悟りの先生のみなさんは、そんな過去や未来のことを考えるのをやめよう、とおっしゃるのです。

なぜなら、過去はもう二度とやってこないし、未来もまだやってきていなのです。

どちらも妄想の世界であり、存在するのは「今」だけだからです。

「今」に集中することこそ、瞑想の極意であり、悟りです。

 

自我が騒ぎ立たないように、過去と未来がない「ふり」をする

そしてまたここでトールさんは面白いことをおっしゃっています。

「ふりをしてみてください」と言ったのでみなさん、ついてこれていると思います。もし私が「過去も未来もない」と言っていたとしたら、みなさんの中には、いきなり「なんだって!?」「これが終わったらサイン会をするんですよね?」と思考が回りだす人もいたでしょう

これも実に示唆に富んだジョークですね。

実際には、過去も未来も「今ここ」にはないわけですから、存在していないのですが、過去と未来を頼りにして生きている自我=思考は、「過去も未来もない」と言ってしまうと、とたんにざわつきだすわけです。

 

過去も未来もないだって!? じゃあなにを指針にして生きたらいいんだ!? と。

 

ですから「ふりをしてみる」ことが効果的だとトール氏は言うんですね。「ふり」であれば、エゴもそこまでざわつきませんから。

エゴは思っているわけです「『ふり』であるならいいや」と。

 

頭で考え始めた途端、マインドの世界にそれていってしまうのです

これはつまり、現実という世界から逃げて、妄想の世界にふけってしまう、ということですね。

思考は現れると、あなたの注目を引っぱり込み、それであなたは考え始めるわけです

考え始めると、思考にあなた自身が乗っ取られ、すべて自我のいうまま、思うままにあなたがコントロールされてしまうのです。

 

瞑想というのは、思考をもたらす自我に自分を乗っ取られないよう、自身をありのままに保つための訓練なんですね。

無になることで、物事の本質が見えてくるわけです。

 

この動画の最後で、トール氏はこう締めくくっています。

「今ここ」だけがあります

と。

 

来世や死後の世界はあるのか? イスラム過激派による自爆テロと「天国」思想との関連とは

死後の世界 天国

前世や来世って、もしあれば、と思うとワクワクしますよね。

前世はどんな人生だったのだろう?

来世はどんな人生を送るのだろう?

 

とくに、来世については気がかりではないでしょうか?

いま不遇の人生であればあるほど「来世こそは幸せになりたい」

こう思われるのではないでしょうか?

 

  • 来世には大金持ちの家に生まれたい。
  • 来世こそはプロ野球選手になりたい。

このような期待を持つ方も多いのではないでしょうか。

かくゆう私だって、全くの別の人生も歩んでみたいと考えているひとりです。

 

しかし、この来世思想ってとても危険だってご存知ですか?

 

私も知りませんでしたが、いまIS、イスラム過激派が自爆テロを行っているのは、この来世や「天国がある」という思想によるものだったって、ご存知でしたか?

その恐るべき事実について、詳しくみていきましょう。

 

もしあなたの来世が幸せだと決まっていたとしたら

来世思想の良い点

さて、前世や来世の話はとても楽しいのですが、この思想がどうして危険なのでしょうか。

その理由はお分かりになりますか。

 

たとえばあなたの目の前に、全知全能の神が現れたとします。

その神が言うことは、すべて本当のことだとします。

そしてその神があなたに向かって「あなたは、来世では大金持ちで、イケメン(美女)と結婚し、幸せに暮らすことが約束されています」と言われたとします。

 

するとあなたは、どうお考えになりますか?

まず、この今の人生に対する苦痛が和らぎますよね。

この点は来世思想の良い面です。

 

今の人生に対する辛さが和らいで、少しほっとして生きることができます。

「もしこの人生がダメでも、次は幸せなんだ。じゃあもう、今が辛くても前向きに生きていこう」

そう考えることができますよね。

 

来世思想が悪用される!?

しかし、一方で昔の権力者や悪い人は、この思想を悪用しました。

つまり、農民に重税を課しますよね。

それでもう農民は首が回らない状態で、とても苦しくなってしまいます。

その怒りの矛先が王様に向かってしまったら、一揆が起こってしまいます。

 

ですから王様は、怒りの矛先が向かないように宗教をガス抜きの道具にしたのです。

つまり、宗教家を使って農民に「今、苦労すれば苦労するほど、来世は幸せになれる」と伝導して回るわけです。

 

そうなると、農民は知識がないですから、それを信じます。

「じゃあ、来世に期待して、今は苦労して頑張るか」と考えるわけです。

こうして王様はうまく農民を騙し、統治を固めていたのです。

悪いですね。

 

ニーチェのいう「ルサンチマン」とは

ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェは、キリスト教がこのような使われ方をしてきた、と指摘しました。

ニーチェの言い方でいうと怨恨(ルサンチマン)です。

このルサンチマンというのは、弱者の遠吠えということです。

 

キリスト教というのは「弱者こそ本当の苦しみを知っているから、幸せなんだ」という使われ方をしてきたとニーチェは言うのです。

「『弱者でよかった』と考えるのは、強者の思う壺じゃないか」とニーチェは指摘するのです。

 

キリスト教というのは、反骨心を萎えさせて、弱者を弱者のままに留まらせる使い方をされてきたというわけです。

これは実に興味深い指摘ですよね。ニーチェは勉強になります。

 

▼そのほかのニーチェの記事

仏教はニヒリズムなのか? ニーチェの「永劫回帰」から読み解く

 

来世や死後の世界が、なぜ自爆テロを引き起こすのか

来世や死後の世界の危険性

そしてさらに悪い使われ方が、イスラム過激派などによる使われ方です。

 

我々の一般的な通念では、自爆テロなんて、とてもじゃないですが、できませんよね^^;

めちゃくちゃ怖いじゃないですか。

そして「なんで死ななければならないのだ?」と思います。

 

たとえば戦争になって「殺さなければ殺される」という状況であれば、命を賭して戦う意義はあると思いますが、わざわざ死ぬために戦うというのは、ある種の宗教的な力がなければ、とてもじゃないができません。

特攻部隊も、「天皇」や「靖国」といった宗教的な思想があったから、可能だったのです。しかし、特攻隊は戦時行為ですから、無差別テロではありませんので、イスラム過激派と同じにするわけにはいきません。

 

  • 自爆テロがなぜできてしまうのか?
  • その心理とは一体どういったものなのか?

これについてはもう勘の良い方であればお気づきかと思います。

 

つまり「今苦しければ、来世で幸せになれる」という思想があれば、いま自爆テロをしたって、ある意味でなんて事もないわけです。

本人は聖戦(ジハード)を戦っているつもりですから、自分は来世で幸せになれるに決まっていると思い込んでいます。

 

ちなみに、イスラム過激派と、イスラム教は関係がありません。イスラム教はイスラム教です。イスラム過激派は、テロ組織です。

ここで私が言うイスラム過激派の宗教思想というのは、イスラム教の思想とは関係ありません。

私がここで危険と書いているのは、イスラム過激派の宗教思想です。

 

彼らは、自爆テロをすることで

  • 来世で幸せになれる
  • これは正しいことだ
  • 英雄だ

とデタラメを言うわけです。

そんなことを言えば、教育をまともに受けていない若者などは、簡単に騙されてしまいます。

そして、まんまと自爆テロ要員にされてしまうのです。

だから危険なのです。

 

来世や死後の世界や天国なんてものが存在しなければ、自爆テロなんてやらないでしょう。

自己犠牲となることを良しとする人ならやるかもしれませんが、自爆テロを実行する人数としてはかなり減るはずです。

来世、死後の世界、天国という考え方は、変に煽ってしまうと飛んでもない危険をもたらすのです。

 

変な宗教や思想に騙されないために、我々がすべきことは?

我々がすべきことは、そういった来世や死後の世界などといった思想を捨てて「今、この人生を一生懸命生きること」を実践し、そしてのちの世代に伝えていくことです。

「苦しめば幸せになれる」だなんて、そんな二元論にとどまる来世だとしたら、なんてこの宇宙は広がりがないのでしょうか?

騙されてはいけません。

 

騙されないためにはどうすれば良いのか?

 

それはまともな教育を受けるということです。

まともな教育こそ、人を正しい判断に導きます。

きちんとした、そして自由な発想ができる教育を受けなければ、我々だって、おかしな思想を信じてしまいかねません。

 

変な宗教に騙されず、きちんと、そしてまっすぐ生きていくには、冷静な判断力に加えて、騙されない知識が重要になります。

ですから我々は日々、勉強と考え、ひたむきに生きていく必要があるんですね^^

 

苦しめば、たしかに人間的に成長しますが、死んでは元も子もないですし、仮に来世があったとしても「苦しんだ分、来世では魂のスケールが上がる」といったことはないと思います。

 

なぜイスラム過激派はテロを仕掛けてくるのか?

しかし、同時に気がかりなのは、なぜイスラム過激派が発生したのか? です。

これはおそらく、長年の欧米という西側諸国による支配が原因でしょう。

サダム・フセインが「大量破壊兵器を持っている」としてブッシュ大統領(当時)が、イラクを侵略し、イラク戦争を引き起こしました。

 

こういった欧米による蹂躙に、中東の人たちは怒っていたのです。

こういった中東の人たちの怒りは、マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」で強く描かれています。

戦争に巻き込まれ、家族みんなの葬式をしたという女性が「私が何をした? アラー」と叫ぶシーンが印象的です。

 

ブッダの考えは、来世に期待せず「今を生きること」

ちなみに、ブッダは来世や死後の世界、天国を信じていませんでした。

あるかどうか分からないものについて考えるより、今を生きなさい。

これがブッダの教えです。

 

これを毒矢のたとえ(教え)としています。

  • 毒矢が刺さった時、誰に刺されたのか?
  • 何で刺されたのか?
  • 死んでしまうのか?

そんなことを考えるぐらいなら、先に処置をしろよ、という考え方なんですね。

【関連記事】

ブッダは信仰心ゼロだった…神様も輪廻転生も、ましてや仏教すら信じないってご存知でしたか

 

先のことを心配したり、過去にくよくよするより、今できる最善を尽くそうよ、という考えこそ、ブッダの思想です。

  • 今を生きること
  • 今できることをすること

ブッダはとにかく、これを勧めています 。